第68章追求

デイヴィッドは携帯電話を取り出し、着信表示に目を落とした。表情は空白のまま。画面の冷たい光が深く読み取れない瞳に映り込み、そこには一片の変化もなかった。

「現場でちょっとあってな」短くそう言って電話に出ると、数秒ほど相手の声を聞き、そのまま切った。ティモシーの問いかけに答える気など、最初からない。

ティモシーに視線すら向けず、彼はまっすぐ病床へ歩み寄り、何気なくノアの髪をくしゃりとかき回した。

ノアはぱちぱちと瞬きをして見上げる。

「俺、行く。ここで遊んでろ」声は冷えたままだが、ノアに向けたときだけ、わずかに角が取れた。「疲れたらチェイスと一緒に休め。悪さはするな、いいな?」

パズル...

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